
賃貸物件の設備は、入居者が物件を選ぶ際の重要な判断材料の一つです。近年は新築・築浅物件だけでなく、既存物件でも設備の充実度によって入居率が大きく左右されるケースが増えています。
特に全国賃貸住宅新聞の「2025年人気設備ランキング」を見ると、「通信環境」「防犯性」「生活の利便性」を重視する傾向がより鮮明になりました。設備投資を検討する際は、こうしたニーズを把握することが空室対策の第一歩となります。
また、近年は在留外国人の増加に伴い、外国人入居者を受け入れる不動産会社・管理会社も増えています。人気設備は日本人だけでなく外国人入居者からも評価されるケースが多く、設備の充実と受け入れ体制の整備を組み合わせることで、より幅広い入居者層へアプローチできます。
本記事では、全国賃貸住宅新聞による「2025年人気設備ランキング」をもとに、設備が支持される理由や空室対策への活用方法、さらに外国人受け入れの視点について解説します。
| 単身者向け | ファミリー向け | ||||
| 順位 | 設備 | 前回 | 順位 | 設備 | 前回 |
| 1 | 高速インターネット(1Gbps以上)無料 | 4 | 1 | エントランスのオートロック | 2 |
| 2 | エントランスのオートロック | 3 | 2 | 高速インターネット(1Gbps以上)無料 | 5 |
| 2 | インターネット無料 | 1 | 3 | インターネット無料 | 1 |
| 4 | 宅配ボックス | 2 | 4 | 宅配ボックス | 4 |
| 5 | 独立洗面台 | 7 | 5 | 追いだき機能 | 3 |
| 6 | 浴室換気乾燥機 | 5 | 6 | システムキッチン | 6 |
| 7 | ガレージ | 8 | 7 | ガレージ | 8 |
| 8 | 24時間利用可能ごみ置き場 | NEW | 8 | エアコン | NEW |
| 9 | 都市ガス | NEW | 9 | 都市ガス | NEW |
| 10 | エアコン | NEW | 10 | 24時間利用可能ごみ置き場 | NEW |
※出典:全国賃貸住宅新聞「2025年人気設備ランキング」
※ランキング内容は同記事を参照し、当社にて要約しています。
「2025年人気設備ランキング」では、単身者向け・ファミリー向けともに「高速インターネット」「オートロック」「宅配ボックス」など、日常生活の利便性や安心感を高める設備が上位にランクインしました。
一方で、「24時間利用可能ごみ置き場」「都市ガス」「エアコン」など、日々の暮らしやコストパフォーマンスに直結する設備も新たにランクインしており、入居者ニーズの変化が見て取れます。
それでは、ランキング上位の設備について詳しく見ていきましょう。
2025年版では、単身者向けランキングで「高速インターネット(1Gbps以上)無料」が1位となりました。
これまで「インターネット無料」が人気設備の定番でしたが、現在は「無料であること」に加え、「通信速度が速いこと」が重視されています。
リモートワークやオンライン授業、動画配信サービス、オンラインゲームなど、高速通信が必要なサービスが生活の一部となったことが背景にあります。
外国人入居者にも人気の設備
外国人入居者にとってもインターネット環境は重要です。
来日直後は行政手続きや銀行口座開設、母国の家族との連絡など、スマートフォンやパソコンを利用する機会が多くあります。高速インターネットが整った物件は、日本人だけでなく外国人入居者にも大きな魅力となります。
ポイント
・リモートワーク需要に対応
・通信速度を募集資料でアピールできる
・外国人入居者にも人気が高い設備

単身者向け2位、ファミリー向けでは1位となったのが「エントランスのオートロック」です。
近年は女性の一人暮らしだけでなく、ファミリー層でも防犯性を重視する傾向が強まっています。
オートロックは目に見えて分かりやすい設備であり、内見時にも安心感を与えやすいことから、募集時のアピールポイントになります。
外国人入居者にとっても安心材料
外国人入居者の中には、日本での生活に不安を感じている方も少なくありません。防犯設備が充実している物件は、初めて日本で暮らす方にも安心感を与えることができます。

「インターネット無料」は依然として人気設備ですが、2025年版では高速回線に順位を譲る結果となりました。
無料であることだけでなく、通信品質まで含めて比較される時代になっています。
設備更新を検討する際は、単に無料Wi-Fiを導入するだけでなく、通信速度や安定性にも目を向けることが重要です。
宅配ボックスは、単身者・ファミリーともに4位となりました。
ECサイトの利用が一般化した現在では、荷物を受け取りやすい環境は大きな魅力です。
外国人入居者も海外通販やECサービスを利用するケースが多く、不在時でも荷物を受け取れる宅配ボックスは高く評価されています。

ランキングには、
・独立洗面台
・浴室換気乾燥機
・追いだき機能
・システムキッチン
など、毎日の生活を快適にする設備も多くランクインしています。
近年は「家賃が多少高くても、快適に暮らせる物件を選びたい」という入居者が増えており、生活の質を高める設備へのニーズが高まっています。
2025年版では、
・24時間利用可能ごみ置き場
・都市ガス
・エアコン
が新たにランクインしました。
これらは派手な設備ではありませんが、毎日の生活に直結する設備です。
物価や光熱費への関心が高まる中で、「生活コストを抑えられる」「暮らしやすい」と感じられる設備が評価されていることが分かります。
今回のランキングを見ると、人気設備には共通点があります。
それは、
・通信環境
・防犯性
・時短・利便性
・ランニングコスト
といった、日々の暮らしを快適にする設備が支持されていることです。
もちろん、設備を充実させることは物件の魅力向上につながります。しかし、設備だけで空室が埋まるわけではありません。
近年では、募集対象を広げることも重要な空室対策の一つとなっています。
日本では在留外国人が年々増加しており、賃貸住宅を必要とする外国人も増えています。
人気設備が整った物件であっても、「外国人だから」という理由だけで募集対象から外してしまうと、入居機会を逃してしまう可能性があります。
一方で、「言葉の違い」「家賃保証」「契約手続き」「生活ルールの説明」などに不安を感じる不動産会社・管理会社も少なくありません。
こうした課題をサポートする仕組みを活用することで、外国人入居者も安心して受け入れることができます。
GTNでは、不動産会社様・管理会社様・オーナー様様が安心して外国人入居者を受け入れられるよう、家賃保証をはじめとした各種サポートを提供しています。
外国人専門の家賃保証
保証人の確保が難しい外国人入居者でも、スムーズな契約をサポートします。
多言語サポート
契約内容や生活ルールの説明を多言語で支援し、言語の違いによるトラブル防止につなげます。
入居後のサポート
生活相談や各種手続きのサポートも行っており、管理会社様の業務負担軽減にも貢献しています。
人気設備を備えた物件に、こうした受け入れ体制を組み合わせることで、募集対象を広げ、空室対策をさらに強化することができます。
2025年の人気設備ランキングでは、「高速インターネット」「オートロック」「宅配ボックス」をはじめ、利便性や快適性、防犯性を重視する設備が上位を占めました。
設備への投資は物件の魅力向上につながりますが、空室対策をさらに強化するには、募集対象を広げる視点も欠かせません。
外国人入居者は今後も増加が見込まれる入居者層です。設備の充実に加え、外国人を安心して受け入れられる体制を整えることで、新たな入居機会の創出や安定した賃貸経営につながります。
GTNでは、外国人専門の家賃保証サービスや多言語サポートを通じて、不動産会社様・管理会社様・オーナー様様の外国人受け入れを支援しています。外国人入居者の受け入れをご検討の際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。