【2026年版】東京の家賃 相場 | 外国人のための賢い部屋探し - GTN MAGAZINE

【2026年版】東京の家賃 相場 | 外国人のための賢い部屋探し

東京に住みたい、あるいは東京で引っ越しを考えている外国人の方にとって、気になるのが「家賃」ではないでしょうか。

世界有数の大都市である東京は、活気あふれる魅力的な街である一方、住居費が高いというイメージがあります。

 

この記事では、実際の東京の家賃相場、エリアによっての違い、また外国人が部屋を借りる際の注意点について徹底解説。

これから東京での生活を始める方や、よりよい住環境を探している方に向けて、東京の家賃事情をまとめました。

東京の家賃相場

東京の家賃相場は、パンデミック後の都心回帰の動きや堅調な住宅需要を背景に、上昇傾向が続いています。

東京23区の平均家賃動向

特に東京23区では家賃の上昇が顕著で、複数の調査機関が過去最高水準にあると報告しています。

東京23区 賃貸マンション平均家賃表(2025年9月) 

面積帯(用途)平均家賃前年同月比
30㎡以下(シングル向き)104,359円

 

+3.0%以上 

30~50㎡(カップル向き)170,337円

 

+3.0%以上 

50~70㎡(ファミリー向き)248,032円

 

+3.0%以上 

出典・参考:アットホーム株式会社「家賃動向 全国主要都市の「賃貸マンション・アパート」 」

この調査では、特にカップル向き(30~50㎡)のカテゴリが27カ月連続で最高値を更新しており、上昇傾向が長期化していることがわかります。

 

家賃上昇の要因

こうした家賃上昇の背景には、以下のような要因が挙げられます。

堅調な住宅需要(都心回帰)

国土交通省のレポート(2025年第2四半期)によると、住宅地では「利便性や住環境の優れた地区におけるマンション需要に引き続き堅調さが認められた」と報告されています。

出典:国土交通省「地価LOOKレポート(主要都市の高度利用地等における地価動向) 

人口の流入

総務省統計局の報告(2024年結果)によれば、東京都は転入超過となっており、特に外国人を含む東京圏への転入超過が拡大しています。

出典:総務省統計局「住民基本台帳人口移動報告 2024年(令和6年)結果 

 

エリア別の家賃相場

東京23区内でも、エリアによって家賃相場は大きく異なります。2025年の最新データによると、家賃が高いのは港区、千代田区、渋谷区などの都心部で、最も家賃が安いのは足立区、葛飾区などの東部エリアです。

以下は、東京23区の単身者向け物件(ワンルーム・1K)の平均家賃相場をまとめた表です。

区名ワンルーム・1K相場(概算)特徴
港区14〜17万円台最高額帯、外国人駐在員多い
千代田区13〜15万円台ビジネス街、交通の要所
渋谷区11〜14万円台若者文化の中心
新宿区11.5〜13万円台外国人コミュニティ形成
中野区8〜10.5万円台コストパフォーマンス良好
足立区6〜7万円台比較的安価
葛飾区5.5〜6.5万円台23区内最安値帯

出典:LIFULL HOME'S「東京23区の家賃相場情報」、SUUMO「【2025年】東京23区の家賃相場が安い駅ランキング」

この表が示す通り、最高額帯の港区(14〜17万円台)と最安値帯の葛飾区(5.5〜6.5万円台)では、同じ単身者向け物件であっても家賃相場に2倍以上の開きがあることがわかります。

この価格差は、表の「特徴」欄にもあるように、交通の利便性(「ビジネス街」「交通の要所」など)や、商業施設・住環境の特性(「若者文化の中心」「コストパフォーマンス良好」など)、さらには外国人駐在員のような特定の需要の有無を反映したものです。

 

したがって、東京23区内で部屋を探す際は、絶対的な予算だけでなく、通勤・通学の利便性や周辺環境の何を重視するかによって、選択すべきエリアが大きく変わってくると言えるでしょう。

 

外国人に人気のエリアと特徴

東京には外国人居住者が多いエリアがいくつかあり、それぞれに特徴があります。

外国人向けの施設やサービスが充実していることから、初めて東京に住む外国人にとっては暮らしやすい環境と言えるでしょう。

新宿区・新大久保

平均家賃: 9~13万円(ワンルーム・1K)、20~24万円(1LDK) 

特徴: 韓国や東南アジアの飲食店や食材店が多く、多文化共生のエリア。

外国語対応のサービスも充実。新宿駅から各方面へのアクセスの良さも魅力。

 

港区(六本木・麻布・広尾)

平均家賃: 14〜17万円台(ワンルーム・1K)、26~29万円(1LDK) 

特徴: 外国人駐在員が多く住むハイクラスエリア。インターナショナルスクールや外国語対応の医療機関も充実。外資系企業のオフィスも多い。

 

渋谷区

平均家賃: 11〜14万円台(ワンルーム・1K)、20~25万円(1LDK) 

特徴: 若者文化の中心地で、多様性に富んだエリア。外国人向けの飲食店やエンターテイメント施設が豊富。

 

世田谷区

平均家賃: 9~13万円(ワンルーム・1K)、16~18万円(1LDK)

 特徴: 落ち着いた住環境と緑の多さが魅力。教育環境も良く、家族で住む外国人にも人気。

 

豊島区・大塚

平均家賃: 9~11万円(ワンルーム・1K)、16~18万円(1LDK) 

特徴: アジア圏からの留学生や労働者が多く住む。比較的家賃が手頃で、池袋という大きな繁華街へのアクセスが良い。

荒川区・日暮里

平均家賃: 7~9万円(ワンルーム・1K)、14~17万円(1LDK)

 特徴: 近年、外国人居住者が増加しているエリア。下町の風情があり、生活コストが比較的低い。

 

外国人が多く住むエリアを選ぶメリットは、外国語対応のサービスが充実していることや、同じ文化圏の人とのコミュニティが形成されていることです。ただし、人気エリアは家賃も高くなる傾向があるため、予算と相談しながら選ぶことが大切です。

出典:LIFULL HOME'S「東京23区の家賃相場情報」、SUUMO「【2025年】東京23区の家賃相場が安い駅ランキング」

 

外国人が東京で部屋を借りる時の注意点

東京で部屋を借りる際、外国人の方が特に注意すべきポイントがいくつかあります。

スムーズに住居を確保するために、以下の点に気をつけましょう。

1. 言語の壁を乗り越える

多くの不動産会社や家主は、依然として日本語でのコミュニケーションを前提としています。言語の壁は、契約内容の理解不足やトラブルの原因となる可能性があります。解決策としては以下があります。

  • 外国語対応の不動産会社やエージェントを利用する
  • 日本語が堪能な友人や同僚に同行してもらう
  • 外国人向け物件専門のウェブサイトを活用する

 

2. 保証人制度への対応

日本の賃貸契約では、通常「連帯保証人」が必要です。

これは契約者が家賃を支払えなくなった場合に、代わりに支払う責任を負う人のことです。

外国人にとっては、日本人の保証人を見つけることが難しい場合があります。

  • 会社が保証人になってくれるか確認する
  • 保証会社を利用する(月額家賃の30〜50%程度の手数料が発生する場合が多い)
  • 保証人不要の物件を探す(家賃が若干高くなる傾向がある)

 

3. 契約時の初期費用の準備

日本の賃貸契約では多額の初期費用が必要です。

一般的に家賃の4〜6ヶ月分相当が必要となります。

  • 敷金: 家賃の0〜2ヶ月分(退去時に返還されるが、部屋の修繕費などが差し引かれる)
  • 礼金: 家賃の0〜2ヶ月分(返還されない「お礼」の意味の費用)
  • 仲介手数料: 家賃の1ヶ月分+税(不動産会社への手数料)
  • 前家賃: 入居月の日割り家賃と翌月分家賃
  • 火災保険料: 1.5〜2万円(2年分)
  • 鍵交換費用: 1〜3万円
  • 保証会社利用料: 家賃の30〜100%程度

例えば、月額家賃8万円の物件では、初期費用として約35〜45万円程度の資金が必要となります。

 

4. 入居審査について

賃貸契約には入居審査があります。

外国人の場合、以下の点がチェックされます。

  • 在留資格と在留期間
  • 収入証明(一般的に月収の3倍程度の家賃が上限とされる)
  • 在職証明(安定した仕事があるか)
  • 日本での滞在予定期間

特に、在留期間が短い場合や、学生ビザの場合は審査が厳しくなる傾向があります。

 

5. 生活ルールの違いを知る

日本のアパートやマンションには、他の国には見られない特有のルールがあります。

  • ゴミ出しルール: 曜日や時間、分別方法が厳格に決められています
  • 騒音への配慮: 日本の住居は防音性が低いため、深夜の音に特に注意が必要です
  • 共用部分の使用ルール: ベランダや廊下でのバーベキューや物の保管などが禁止されています
  • 靴を脱ぐ習慣: 日本の住居は室内では靴を脱ぐのが基本です

これらのルールを理解し、守ることで、近隣との良好な関係を築くことができます。

 

 

初期費用と毎月の生活費

東京で生活するためには、家賃以外にもさまざまな費用がかかります。

ここでは初期費用と毎月の生活費について詳しく解説します。

賃貸契約時の初期費用の内訳

前述の通り、賃貸契約時には家賃の4〜6ヶ月分程度の初期費用が必要です。以下に家賃8万円の物件を例にした初期費用の内訳を示します。

費目金額備考
敷金0〜16万円家賃の0〜2ヶ月分、退去時に一部返還
礼金0〜16万円家賃の0〜2ヶ月分、返還なし
仲介手数料8.8万円家賃の1ヶ月分+税
前家賃8万円入居月の日割り家賃と翌月分家賃
火災保険料1.5~2万円2年分
鍵交換費用1.5~3万円 
保証会社利用料2.4〜8万円家賃の30〜100%
合計22.2〜61.8万円最も一般的なケース(中間値): 約35〜45万円

各物件や不動産会社によって費用は異なりますが、上記を目安に準備しておくと安心です。

毎月の生活費

東京での一人暮らしにかかる毎月の生活費は、家賃を含めて約14〜24万円が目安です。以下に内訳を示します。

費目金額(月額)備考
家賃7〜12万円エリアや間取りにより大きく異なる
水道・光熱費1〜1.5万円季節により変動あり
通信費0.8〜1.5万円携帯電話、インターネット
食費3〜5万円外食中心か自炊中心かで差が出る
交通費1〜2万円通勤・通学距離による
娯楽・交際費1〜3万円ライフスタイルによる
その他0.5〜1万円日用品、医療費など
合計14.3〜26万円 

外国人の方が東京で生活する場合、以下の点に注意すると生活費を抑えることができます。

  • 食費: 外食が連続すると高額になります。日本のスーパーマーケットは夕方になると値引きセールがあることが多いので、その時間帯に買い物をするとお得です。
  • 交通費: 定期券を購入すると、頻繁に同じ区間を移動する場合は安くなります。
  • 通信費: 格安SIMや格安プランを利用することで、大手キャリアより30〜50%程度安くなります。
  • 光熱費: エアコンの使用を必要最低限にすることで、夏季・冬季の電気代を抑えられます。

 

家賃を抑えるための5つの方法

東京の家賃は高いイメージがありますが、工夫次第では家賃を抑えることも可能です。

以下に、賢く住居を選ぶための5つの方法をご紹介します。

1. 駅からの距離で選ぶ

駅から徒歩10分以上離れた物件は、駅近の物件と比べて10〜30%程度家賃が安くなる傾向があります。例えば、駅から徒歩3分の物件が8万円なら、徒歩15分の同条件の物件は6〜7万円になることも珍しくありません。

自転車を活用すれば、駅までの移動時間も短縮でき、駅から少し離れた物件でも快適に過ごせます。ただし、日本では自転車の駐輪にもルールがあるため、物件に自転車置き場があるか確認しておきましょう。

2. 築年数で選ぶ

築10年以上経過した物件は、新築物件と比べて20〜40%程度家賃が安くなります。日本の建物は建築基準が厳しいため、築年数が古くても十分に住める物件が多いです。特に、内装がリフォーム済みの古い物件は、新築並みの住み心地でありながら家賃が抑えられるため、コストパフォーマンスに優れています。

3. 路線・エリアを見直す

同じ都内でも、路線やエリアによって家賃の差は大きいです。例えば、山手線沿線から少し離れた京王線や西武新宿線、東武線沿線なら、同じ条件の物件でも2〜3万円程度家賃が安くなることがあります。

通勤・通学先への所要時間が同じであれば、メジャーな路線から少し外れた物件を検討するのも一案です。特に西武新宿線の上井草駅周辺は、2025年の調査で23区内最安の家賃相場となっています。

4. 間取りと広さで妥協する

日本の賃貸物件では、1畳(約1.6㎡)増えるだけで家賃が5,000〜10,000円上がることがあります。本当に必要な広さを見極め、必要最低限の間取りを選ぶことで、家賃を大幅に抑えられます。

また、「1DK」より「1K」、「1LDK」より「1DK」というように、間取りのグレードを1つ下げるだけでも、1〜3万円程度の差が出ることがあります。

5. UR賃貸住宅や公営住宅を検討する

UR賃貸住宅は、民間の賃貸物件と比べて家賃が安く、保証人不要、敷金以外の初期費用(礼金、更新料、入居時の鍵交換費用)が不要というメリットがあります。

火災保険料も必須ではありません(ただし任意での加入を推奨)。 

一方、公営住宅も家賃が安く保証人不要ですが、鍵交換費用は自己負担となる場合があります。

ただし、人気物件は抽選となる場合や、申し込みから入居までに時間がかかることがあります。

 

これらの方法を組み合わせることで、東京での住居費を大幅に抑えることができます。

ただし、あまりに条件を下げすぎると生活の質が落ちる可能性もあるため、自分のライフスタイルとバランスを取ることが大切です。

 

外国人向け物件探しに役立つサービス

外国人が東京で部屋を探す際に役立つサービスやウェブサイトをご紹介します。

これらを活用することで、言語の壁を越えて理想の物件を見つけることができます。

外国語対応の不動産情報サイト

  • 【Best-Estate.jp】 日本最大級の外国人向け賃貸情報サイト。保証人なし、敷金礼金なしの物件も多数
  • 【Wagaya Japan】 外国人向けの物件を多数掲載。英語、中国語、韓国語など多言語対応
  • 【YOLO HOME】 留学生や外国人が入居可能な物件専門のサイト。手続きも外国語対応
  • 【Plaza Homes】 高級物件を中心に英語対応している不動産会社。外国人駐在員向け
  • 【GaijinPot】 英語での物件探しが可能。外国人コミュニティの情報も豊富

外国人サポートサービス

  • 【Tokyo Rent Assist】 物件探しから契約、入居後のサポートまで一貫して対応
  • 【Japan Life Support】 生活全般のサポートに加え、住居探しもサポート
  • 【All Japan Relocation】 企業の駐在員向けに住居手配から生活セットアップまでをサポート

公的支援・情報提供

  • 【東京都外国人支援センター】 住まい探しに関する相談や情報提供
  • 【東京都住宅政策本部】 外国人向けの住まい探しガイドブックを多言語で提供
  • 【自治体の外国人相談窓口】 各区役所に設置されている外国人向け相談窓口

 

これらのサービスを利用する際のポイントは、以下の通りです。

  • サービス内容と手数料を事前に確認する
  • 複数のサービスを比較検討する
  • 口コミや評判を調べる
  • 実際に相談してみて、対応の良さを確認する

特に、初めて日本で部屋を借りる場合は、単に物件を紹介してくれるだけでなく、契約手続きやその後の生活もサポートしてくれるサービスを選ぶと安心です。

以下は、外国人向け賃貸サービスの比較表です

サービス名対応言語特徴手数料の目安
Best-Estate.jp英・中・韓・他10言語全国対応、敷金礼金0の物件も家賃1ヶ月+税
Wagaya Japan英・中・韓・他多数保証人不要物件多数、初期費用分割可家賃1ヶ月+税
YOLO HOME英・中・韓・他留学生向け、格安物件も多数家賃0.5〜1ヶ月+税
Plaza Homes高級物件中心、駐在員向けサービス充実家賃1ヶ月+税
GaijinPotコミュニティ情報も充実、オンライン契約可家賃0.5〜1ヶ月+税
Tokyo Rent Assist英・中・他入居後サポートまで一貫対応家賃1ヶ月+サポート料
Japan Life Support英・中・韓・他生活全般のサポート付き家賃1ヶ月+生活サポート料

 

東京の家賃相場を理解して賢く部屋探しを

東京の家賃相場は他の都市と比べると確かに高めですが、エリアや条件によって大きく差があります。

都心部では家賃上昇傾向が続いていますが、少し郊外に目を向けると、手頃な家賃で良質な物件も見つかります。

外国人の方が東京で部屋を探す際は、言語面でのハードルや保証人の問題など、いくつかの課題がありますが、専門のサービスを利用することでスムーズに住居を確保することが可能です。

 

その中でも重要なのは、自分のライフスタイルや予算に合ったエリア選びです。通勤・通学先へのアクセス、周辺環境、生活のしやすさなどを総合的に考慮して、最適な住まいを見つけましょう。

東京での生活は、確かに費用はかかりますが、充実した公共交通機関、安全で清潔な環境、豊富な文化や食の選択肢など、他の大都市には無い魅力があります。賢い住居選びをすることで、東京での素晴らしい生活体験を最大限に楽しむことができるでしょう。

 

最後に、部屋探しは早めに始めることをお勧めします。特に3〜4月の引っ越しシーズンは物件の動きが早く、良い物件はすぐに埋まってしまいます。余裕を持って探すことで、納得のいく住まいを見つけることができるでしょう。

東京での新生活が素晴らしいものになりますように。

関連記事

おすすめ記事