東京の家賃 | 東京の家賃相場 エリア別の特徴をご紹介 - GTN MAGAZINE

東京の家賃 | 東京の家賃相場 エリア別の特徴をご紹介

世界有数の大都市である東京は、訪日外国人や駐在員にとって魅力的な生活拠点ですが、家賃事情はどうなっているのでしょうか?

 

本記事では、東京の家賃相場を詳しく解説し、エリア別の特徴や外国人が知っておくべき賃貸契約のポイントまで幅広く紹介します。

東京の家賃相場

東京の家賃は世界的に見ると決して安くはありませんが、近年の円安により、ドル建てでみると以前ほど高くなくなっています。

実際、2024年のMercerの生活費調査によると、東京は世界の最も高価な都市ランキングで49位に位置しており、かつてのトップ10入りの地位から大きく下がっています。

間取り別の平均家賃(米ドル換算)

東京23区の平均家賃を間取り別に米ドル換算で見てみましょう。

間取り

平均家賃(円)

平均家賃

(米ドル)

参考範囲

参考範囲

(米ドル)

ワンルーム70,000〜90,000円$457〜$588区により50,000〜130,000円$327〜$850
1K・1DK80,000〜95,000円$523〜$621区により55,000〜142,000円$359〜$928
1LDK115,000〜140,000円$752〜$915区により75,000〜385,000円$490〜$2,516
2LDK170,000〜210,000円$1,111〜$1,373区により100,000〜684,000円$654〜$4,471
3LDK240,000〜300,000円$1,569〜$1,961区により140,000〜850,000円$915〜$5,556

出典・参考:公益社団法人 全国宅地建物取引業協会連合会,ハトマークサイト,LIFULL HOME'S マーケットレポート,アットホーム株式会社 市場動向調査 注: 為替レート 1米ドル=153円で計算(2025年10月30日時点)

 

ただし、これはあくまで平均値であり、実際には立地、築年数、駅からの距離などによって大きく変動します。都心部と郊外では同じ間取りでも家賃に大きな開きがあります。

 

エリア別の家賃相場

東京23区は大きく分けて、高級住宅地域、中間価格帯地域、リーズナブルな地域に分けられます。

それぞれの特徴と家賃相場を見ていきましょう。

高級住宅地域

1K・1DK平均 (円)1K・1DK平均 (米ドル)
港区142,000円約 $928.10
千代田区140,600円約 $918.95
中央区128,000円約 $836.60
渋谷区107,000〜115,000円約 $699.35〜$751.63

出典・参考:ハトマークサイト,LIFULL HOME'S,SUUMO,ホームズ 注: 為替レート 1米ドル=153円で計算(2025年10月30日時点)

 

港区

東京で最も家賃が高いエリアであり、六本木、麻布十番、青山など外国人に人気の高級住宅街や多くの大使館、外資系企業が集中しています。

国際的な生活環境が整っており、英語対応のサービスも充実していますが、その分家賃は東京で最も高額です。

千代田区

日本政府機関や大企業のオフィスが集中する東京の中心地。皇居もあり、ステータスを重視する方に人気です。

中央区

銀座や日本橋といった高級商業エリアを含み、交通の便が良く都会的な生活を求める方に向いています。

渋谷区

若者向けの街として知られる一方、多くの公園や図書館もあり、住みやすい環境です。代官山など洗練されたエリアも含まれます。

 

中間価格帯地域

1K・1DK平均 (円)

1K・1DK平均 (米ドル)

新宿区99,700円約 $651.63
目黒区95,000〜105,000円約 $620.92〜$686.27
文京区90,000〜100,000円約 $588.24〜$653.59

出典・参考:LIFULL HOME'S,SUUMO,ホームズ 注: 為替レート 1米ドル=153円で計算(2025年10月30日時点)

 

新宿区

東京の主要ビジネス街でありながら、家賃は港区や渋谷区よりもリーズナブル。商業施設が多く、交通アクセスも良好です。

外国人居住者が最も多いエリアの一つであり、国際的な雰囲気もあります。

目黒区

緑豊かで落ち着いた住宅街が多く、おしゃれな雰囲気が魅力。都心へのアクセスも良好です。

文京区

教育・文化施設が多く、落ち着いた住環境が魅力のエリア。

治安も良く、住宅街として安定した人気があります。

 

リーズナブルな地域

1K・1DK平均 (円)

1K・1DK平均 (米ドル)

葛飾区64,300円約 $420.26
足立区65,700円約 $429.41
板橋区55,800〜69,800円約 $364.71〜$456.21
練馬区69,800円約 $456.21

出典・参考:ハトマークサイト,LIFULL HOME'S,SUUMO,ホームズ 注: 為替レート 1米ドル=153円で計算(2025年10月30日時点)

 

葛飾区

23区の中で最も平均家賃が安く、子育てしやすい街として知られています。千葉県や埼玉県と隣接しているため、他県へのアクセスも便利です。

足立区

水と緑が豊かで生活費が低く、住みやすさで評判のエリア。複数の電車路線が通っており、都心へのアクセスも比較的容易です。

近年は住環境が改善され、外国人にも人気が出てきています。

板橋区

都心からはやや離れていますが、平均家賃はリーズナブルで、約300の公園と100の商店街があり、便利さと自然が両立しています。

練馬区

23区内でも住宅街が多く、平均家賃は比較的手頃で、落ち着いた生活環境が魅力のエリアです。

公園や農地が多く、自然の多さでは都内でもトップクラスといわれています。

 

 

日本の間取り表記について

日本の物件を探す際、間取り表記が独特で戸惑うことがあるかもしれません。

ここで基本的な間取り表記を説明します。

  • R = 部屋(Room):「1R」はワンルーム(スタジオタイプ)を意味し、通常13~20㎡の広さです。
  • K = キッチン(Kitchen):「1K」はキッチンが壁で区切られているワンルームで、通常13~25㎡の広さです。
  • DK = ダイニングキッチン(Dining Kitchen):「1DK」は2部屋構成で、キッチンとダイニングスペースが他の部屋と分かれています。通常25~30㎡の広さです。
  • LDK = リビングダイニングキッチン(Living Dining Kitchen):「1LDK」は寝室が1つと、リビング・ダイニング・キッチンが一体となった空間を持つ間取りで、通常23~35㎡の広さです。

 

数字は寝室の数を表し、「2LDK」は寝室が2つとLDKがある間取りを意味します。

 

賃貸契約時に必要な初期費用

日本で物件を借りる際には、多くの初期費用がかかります。

これは日本独特の習慣によるものもあり、事前に理解しておくことが重要です。

敷金(Security Deposit)

退去時の修繕費用や未払い家賃のための保証金で、通常は家賃1ヶ月分程度です。

前家賃(Advance Rent)

入居前に支払う家賃で、通常1~2ヶ月分を前払いします。

礼金(Key Money)

大家さんへの感謝の気持ちとして支払うお金で、返金されません。最近では不要な物件も増えていますが、一般的には家賃1~2ヶ月分程度です。

保証会社費用(Guarantor Fee)

日本では賃貸契約に保証人が必要ですが、外国人の場合は保証会社を利用することが一般的です。通常、家賃の0.5~1ヶ月分が費用としてかかります。

仲介手数料(Agency Commission)

不動産会社への手数料で、通常は家賃1ヶ月分+税金です。

実際に物件を借りる際の総初期費用は、家賃の4~6ヶ月分ほどになることを想定しておきましょう。

 

家賃に影響する要素

物件の築年数

新しい物件ほど家賃は高くなる傾向があります。日本では特に30代の方々は新築物件に高い家賃を払う傾向がありますが、10~20年前に建てられた(それでも比較的新しい)物件を選べば、かなり家賃を抑えられます。

住居タイプ

アパート以外にも、以下のような選択肢があります。

  • シェアハウス:個室や共有スペースを借りる形態で、東京では月額45,000円~60,000円(約$294~$392)程度です。
  • ゲストハウス(外国人向け住居):短期・長期滞在向けの手頃な選択肢で、初期費用も抑えられます。東京のシェアタイプは月額40,000円~100,000円(約$261~$653)程度です。

 

立地条件

多くの日本人は最寄り駅から5~10分圏内の物件を好み、これが家賃に大きく影響します。駅から15~20分歩く物件を選べば、家賃をかなり抑えることができます。

その他、家賃に影響する要素としては、以下があります。

  • ペット可物件(一般的に追加保証金が必要)
  • エアコン設置の有無
  • 駐車場の有無
  • エレベーターの有無
  • 角部屋かどうか(角部屋は高い)
  • セキュリティの充実度
  • 階数(高層階ほど家賃が高い)

 

公共料金と生活費

家賃だけでなく、公共料金や生活費も理解しておくことが大切です。

公共料金(月額平均)

 

項目平均額(円)平均額(米ドル)参考範囲(円)参考範囲(米ドル)
電気代6,529円約 $42.675,500〜8,500円約 $35.95〜$55.56
ガス代2,908円約 $19.012,500〜4,000円約 $16.34〜$26.14
水道代2,219円約 $14.502,000〜2,500円約 $13.07〜$16.34
インターネット4,000〜6,000円約 $26.14〜$39.223,000〜8,000円約 $19.61〜$52.29
携帯電話3,000〜5,000円約 $19.61〜$32.682,000〜8,000円約 $13.07〜$52.29
光熱費合計12,816円約 $83.7611,000〜15,000円約 $71.90〜$98.04

出典・参考:総務省統計局 家計調査,各種プロバイダー調査、e-Stat「家計調査 家計収支編 単身世帯 四半期 2024年(令和6年)」

注: 為替レート 1米ドル=153円で計算(2025年10月30日時点)

 

食費(月額目安)

食費タイプ平均額(円)平均額($)参考範囲(円)参考範囲($)
自炊中心30,000〜40,000円約 $196.08〜$261.4425,000〜50,000円約 $163.40〜$326.80
自炊・外食併用40,000〜50,000円約 $261.44〜$326.8035,000〜60,000円約 $228.76〜$392.16
外食中心60,000〜80,000円約 $392.16〜$522.8855,000〜100,000円約 $359.48〜$653.59
全体平均45,277円約 $296.5840,000〜50,000円約 $261.44〜$326.80

出典・参考:総務省統計局 家計調査,東京都「都民のくらしむき」東京都生計分析調査報告

注: 為替レート 1米ドル=153円で計算(2025年10月30日時点)

 

交通費

通勤・通学には定期券の購入が一般的で、多くの日本企業は従業員の交通費を一部または全額負担しています。

項目平均額(円)平均額($)参考範囲(円)参考範囲($)
都内の乗車券(片道)170〜250円約 $1.11〜$1.63初乗り〜-
月間定期券10,000〜15,000円約 $65.36〜$98.046,800〜17,670円約 $44.44〜$115.59

出典・参考:東京メトロ・都営地下鉄公式サイト,JR東日本公式サイト

注: 為替レート 1米ドル=153円で計算(2025年10月30日時点)

 

外国人が物件を探す際のポイント

必要な書類

日本で物件を借りる際に必要な書類を事前に準備しておきましょう。

  • パスポート
  • 在留カード
  • 学生証または入学許可書(学生の場合)
  • 就労資格証明書(働いている場合)
  • 所得証明書(学生の場合は親の所得証明書)
  • 日本の電話番号
  • 日本の銀行口座
  • 緊急連絡先

外国人向け不動産サイト

外国人向けの多言語対応サイトを利用すると、物件探しがスムーズに進みます。

Best-Estate

外国人専門の不動産サイトで、7言語対応。海外からでも契約可能で、違約金なしの物件も紹介しています。

 

東京の家賃を節約するコツ

駅から離れた物件を選ぶ

駅から10分以上歩く物件は家賃が大幅に安くなる傾向があります。自転車を活用すれば、不便さもある程度解消できるでしょう。

築年数が古い物件を検討する

10年以上前に建てられた物件は、新築よりも家賃が安い傾向にあります。リノベーション済みの物件なら、設備面の心配も少ないでしょう。

東京23区外を検討する

神奈川県、千葉県、埼玉県など東京近郊のエリアは、家賃が大幅に安くなります。通勤時間は1時間程度かかりますが、費用対効果は高いでしょう。

シェアハウスの利用

特に短期滞在や予算が限られている場合、シェアハウスは手頃な選択肢です。コミュニティも形成しやすく、日本での生活に慣れるのにも役立ちます。

礼金なし物件を探す

最近は「礼金なし」の物件も増えています。初期費用を抑えたい場合は、この条件で検索してみましょう。

 

東京で家を借りる際のQ&A

Q: 外国人でも日本で物件を借りることはできますか?

A: はい、可能です。ただし、在留カードや所得証明書などの書類が必要で、保証人の代わりに保証会社を利用することが一般的です。外国人対応の不動産会社を利用すると、手続きがスムーズに進みます。

Q: 日本の物件は家具付きですか?

A: 一般的に日本の賃貸物件は家具なしで、冷蔵庫や洗濯機も含まれないことが多いです。ただし、外国人向けの物件やサービスアパートメントでは家具付きのオプションもあります。

Q: 契約期間はどのくらいですか?

A: 標準的な契約期間は2年間です。更新時には更新料(通常は家賃の1ヶ月分程度)がかかることが一般的です。

Q: 礼金とは何ですか?返ってくるものですか?

A: 礼金は大家への「感謝金」として支払われるもので、返金されません。戦後の住宅不足時代の名残で、現在でも多くの物件で慣習として残っています。

Q: 最低限の日本語能力なしでも物件は借りられますか?

A: 英語対応の不動産会社や、外国人専門の賃貸サービスを利用すれば可能です。GaijinPot ApartmentsやBest-Estateなどのサービスは多言語対応しています。

 

 

まとめ

東京の家賃は世界的に見れば高額な部類に入りますが、エリアによって大きな差があります。都心部の港区や千代田区は家賃が高い一方、郊外の板橋区や葛飾区ではかなりリーズナブルな物件を見つけることができます。

 

物件を探す際は、駅からの距離や築年数といった条件で妥協することで、家賃を大幅に抑えられる可能性があります。また、初期費用として家賃の4~6ヶ月分程度が必要になることを念頭に置いておくことが大切です。

 

外国人向けの不動産サービスを利用することで、言語の壁を気にせず理想の物件を探すことができるでしょう。東京での新生活が、充実したものになりますように。

 

 

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