日本語ができない外国人でも賃貸は借りられる?|多言語対応の部屋探しガイド - GTN MAGAZINE

日本語ができない外国人でも賃貸は借りられる?|多言語対応の部屋探しガイド

日本で部屋を借りたいのに、日本語ができなくて不安を感じている外国人は少なくないでしょう。しかし、日本語ができないからといって、賃貸を借りることが不可能なわけではありません。

多言語に対応した不動産サービスの活用、必要書類の事前準備など、正しい方法を知れば部屋探しはスムーズに進められます。この記事では、日本語が話せない外国人が賃貸借契約を結ぶための具体的なステップや、審査対策から入居後のサポートを解説します。

日本語ができなくても賃貸は借りられるのか

外国人の賃貸借契約に日本語力は必須条件ではない

結論から言えば、日本語ができなくても賃貸物件を借りることは可能です。日本の入居審査では一般的に、安定した収入、有効な在留資格(ビザ)、保証会社の利用などが確認されます。日本語能力そのものが審査の直接的な基準になることはほとんどありません。

ただし、日本語でのコミュニケーションが取れないと、不動産会社や管理会社が入居後のトラブル対応に不安を感じ、結果的に入居を断られるケースがあります。この「コミュニケーション懸念」を解消する方法を知っておくことが、部屋探し成功のカギとなります。

日本語ができない場合に起こりやすい3つの壁

日本語が話せない外国人が賃貸を探す際、主に3つの壁に直面する場合があります。

壁具体的な内容影響
物件探しの壁日本の不動産サイトや店舗がほぼ日本語のみで対応希望条件に合う物件を見つけにくい
契約手続きの壁契約書・重要事項説明書がすべて日本語内容を理解できないまま契約するリスクがある
入居後の壁管理会社や近隣住民とのやり取りが日本語トラブル発生時に対応が遅れやすい

これらの壁は深刻に見えますが、適切なサービスを利用すればいずれも乗り越えることができます。以降のセクションで、具体的な解決策を順番に紹介します。

日本語ができない外国人が部屋を探す方法

外国人向け物件検索サイトで探す

日本語ができない場合、有効な方法は多言語対応の不動産サービスを利用することです。多言語対応のサイトを使えば物件情報の詳細を把握でき、問い合わせも母国語で行えます。

BEST-ESTATE.JP

BEST-ESTATE.JPは、外国籍の方に特化した賃貸プラットフォームです。

7言語対応の専門チームが、物件提案から内見・契約までをオンラインで完結します。

海外在住の段階からスムーズに住まい探しができるのも特筆ポイント。

外国人可の物件のみを厳選し、保証人不要プランや24時間チャットを提供しています(※)。

敷金・礼金なし、家具家電付き、シェアハウス、短期など多彩な条件で検索可能です。

入居後の銀行口座・携帯・ライフライン・ビザ更新までGTNがワンストップで支援します。

※一部サポート業務は年末年始を除く

勤務先や学校の生活サポートを活用する

日本の企業に就職している場合、会社の人事部や総務部が住居探しをサポートしてくれるケースがあります。社宅や社員寮を用意している企業もあるため、まずは勤務先に確認してみましょう。

留学生の場合は、大学の国際交流課や留学生支援室が部屋探しを手伝ってくれる場合があります。大学と提携している不動産会社を紹介してもらえる場合もあり、日本語ができなくてもスムーズに契約が進みます。

技能実習生の場合は、実習を行う企業や監理団体が住居を用意することになっています。住居に関して不明な点があれば、監理団体の担当者に相談してください。

賃貸借契約に必要な書類と準備

基本的な必要書類一覧

外国人の方が日本で賃貸借契約を結ぶ際には、在留状況を証明する書類など、日本人とは異なる書類が求められます。スムーズに契約を進めるために、事前に必要な書類を準備しておきましょう。

書類名日本語名備考
Passportパスポート本人確認書類として
Residence Card在留カード在留状況の確認
Certificate of Employment在職証明書勤務先からの発行
Income Certificate収入証明書給与明細3ヶ月分等
Bank Account銀行口座家賃引き落とし用

※日本ですでに就職(就労)している外国人の場合。必要書類は物件や審査主体によって異なります。

 

学生の場合の追加書類

留学生特有の必要書類

  • 学生証(Student ID)
  • 入学許可証(Admission Letter)
  • 学費支払い証明書
  • 親族からの経済支援証明書
  • 奨学金受給証明書(該当者のみ)

 

留学生の場合、本人の収入証明だけでは支払能力を確認しにくいため追加の書類を求められることがあります。親族からの仕送り証明や奨学金の受給証明書があると、入居審査がスムーズに進みやすくなります。

書類準備のコツ

翻訳について

  • 提出書類の翻訳要否・対応言語・翻訳形式は、不動産会社や保証会社等に事前確認する
  • 自己翻訳、翻訳会社による翻訳、公証・認証等の要否は提出先によって異なる
  • 翻訳費用が発生する場合は、事前に費用を確認する

 

日本語ができない場合の入居審査のポイント

審査で見られる項目と日本語力の関係

入居審査では、主に以下の項目がチェックされる場合があります。

審査項目内容日本語力との関係
収入・支払い能力家賃を払う能力があるか(月収が家賃の3倍以上あるかがひとつの目安)関係なし
在留資格の有効性在留期間に十分な残存期間があるか関係なし
勤務先・雇用形態安定した雇用かどうか関係なし
保証会社の利用家賃保証会社の審査に通るか多言語に対応した保証会社を利用すれば、審査が進みやすくなる

表の通り、入居審査では日本語力だけで判断されるわけではないため、収入や在留資格などの条件を確認しながら進めることが大切です。

緊急連絡先と連帯保証人の準備

賃貸借契約では「緊急連絡先」の記入を求められます。これは連帯保証人とは異なり、入居者と連絡が取れない場合に不動産会社が連絡する相手のことです。

緊急連絡先は、日本に住む友人や同僚、勤務先の担当者などを指定できます。留学生の場合は、大学の留学生支援室が対応してくれることもあります。

連帯保証人とは、借主が家賃を支払えない場合に代わりに支払い義務を負う人です。連帯保証人の責任範囲は、家賃の滞納分や原状回復費用などに及びます。※個人が連帯保証人になる場合は、支払う上限額(極度額)を契約で定める必要があります。保証会社を利用すれば、連帯保証人を立てずに契約できる物件が選択肢として加わるため、日本に家族や頼れる人がいない外国人でも、部屋探しが進めやすくなります。

契約時の注意点と日本語の壁を乗り越える方法

賃貸借契約書の重要項目を理解する

日本の賃貸借契約書は基本的に日本語で作成されます。日本語が読めない場合でも、以下の重要項目は必ず理解したうえで契約に臨みましょう。

  • 契約期間と更新条件
  • 解約予告期間
  • 禁止事項(ペット飼育、楽器演奏、又貸しなど)
  • 家賃の支払い方法と期日
  • 原状回復義務(退去時の部屋の状態に関するルール)

原状回復義務について補足します。

2020年4月の民法改正により、通常損耗と経年変化については借主に原状回復義務がないことが明文化されました(民法621条)。

負担者内容具体例
貸主(大家さん)負担通常の使用による損耗や経年変化壁紙の日焼け、家具の設置による床のへこみ、画びょうやピンの小さな穴
借主(入居者)負担故意や不注意でつけた傷や汚れタバコのヤニ汚れ、重い物をかけるためにあけた壁の穴(下地ボードの張り替えが必要なもの)、飲み物をこぼしたあと手入れをしなかったシミ

出典:国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」(再改訂版・別表1)

判断に迷う場合は、このガイドラインを参考にできます。

ただし、損傷の程度・原因や有効な特約の内容などによっては、上記ガイドラインでは貸主負担の内容であっても借主の負担となる場合があります。

通訳サービスや翻訳ツールの活用

契約内容を正確に理解するために、以下の方法を活用できます。

  • 多言語対応の不動産会社で契約手続きを行う(重要事項説明を母国語で受けられる)
  • 勤務先や学校の担当者に通訳として同席してもらう
  • 国土交通省が公開している多言語の契約書ひな形を参考にする

国土交通省は、外国人の賃貸住宅への円滑な入居を支援するため、重要事項説明書や賃貸借契約書などの見本を日本語、英語、中国語、韓国語、ベトナム語など14か国語で公開しています。契約前にこれらの資料を確認しておくと、契約内容への理解を深めるのに役立ちます。

ただし、実際の契約では、原則として日本語の契約書を使用します。外国語版は契約内容を理解するための参考資料や説明補助として活用し、日本語版の契約書を正本とする運用が一般的です。契約時には、外国語版も参考にしながら、契約内容や条件を十分に確認しましょう。

出典:国土交通省「外国人の民間賃貸住宅入居円滑化ガイドライン」(賃貸人、仲介業者・管理会社の方へ)

初期費用の内訳と金額の目安

日本の賃貸借契約では、家賃以外の初期費用が必要です。

項目金額のイメージ(例)一般的な目安返還の有無説明
敷金0~8万円家賃0~1か月分(非課税)未払賃料や借主負担となる原状回復費用等を差し引いた額を返還賃料や修繕費等の債務を担保するための金銭
礼金0~8万円家賃0~1か月分(非課税)返還なし貸主への謝礼
仲介手数料最大8.8万円家賃1か月分+税(上限のケース)返還なし不動産会社への報酬
前家賃8万円家賃1か月分程度(非課税)返還なし入居月の日割り家賃(契約時期によっては、翌月分の家賃もあわせて支払い)
保証料4~8万円家賃0.5~1か月分(非課税)返還なし保証会社利用料
火災保険料1.5~2万円1.5~2万円(非課税)返還なし火災等に備える保険(補償内容は契約により異なる)
鍵交換費用1.5~3万円1.5~3万円返還なしセキュリティ対策
合計(例):23.8~45.8万円   

※敷金と礼金は、高級物件やペット可は2か月又はそれ以上に設定される場合があります。

※上記の金額例は家賃が8万円と想定した場合の算出になります。

※居住用建物の仲介手数料は不動産会社に払う手数料であり、法律で決まっている上限は貸主と借主から受け取る合計で家賃1か月分+税です。借主が払う金額は、契約の条件によって異なります。
 

 

初期費用は物件や契約条件によって異なるため、敷金・礼金の有無や保証料などの内訳を事前に確認し、家賃だけでなく入居時に必要な総額を把握しておきましょう。

入居後に日本語ができない場合のトラブル対策

管理会社や貸主とのコミュニケーション方法

入居後も管理会社との連絡が必要な場面は定期的に発生します。設備の故障、水漏れ、エアコンの不具合など、緊急の連絡が必要になることもあります。

日本語ができない場合の対処法として、以下の方法が有効です。

  • 多言語の生活サポートサービス(GTN Assistants アプリなど)に加入し、通訳を通して管理会社に連絡する
  • 管理会社の連絡先と合わせて、翻訳アプリの使い方を事前に確認しておく
  • よく使うフレーズ(「水漏れがあります」「エアコンが動きません」など)を日本語でメモしておく
  • 緊急時は勤務先の日本語が話せる同僚に電話を代わってもらう

生活ルールとマナーを事前に確認する

日本の賃貸住宅には、外国人にとってなじみのないルールやマナーが存在します。これらを事前に知っておくことで、近隣住民とのトラブルを未然に防ぐことができます。

項目ルールの内容注意点
ゴミ出し指定の曜日・時間・場所に分別して出す地域によってルールが異なる。多言語のゴミカレンダーを入手する
騒音夜間は特に静かにする洗濯機の使用、楽器演奏、大きな話し声に注意
共用部分廊下やエントランスに私物を置かない自転車は指定の駐輪場に停める

多くの自治体が外国人向けに多言語の生活ガイドを発行しています。入居時に管理会社や区役所・市役所で入手しておくと、生活ルールの理解に役立ちます。

多言語の生活サポートサービスを利用する

日本語ができない外国人にとって、入居後の生活全般をサポートしてくれるサービスは心強い味方です。部屋のトラブルだけでなく、電気・ガス・水道の契約手続き、郵便物の内容確認、行政手続きの相談など、日常生活のさまざまな場面で助けを得られます。

2025年10月1日に改正住宅セーフティネット法が施行され、「居住サポート住宅」制度が始まりました。外国人を含む住宅確保要配慮者が民間賃貸住宅をより利用しやすくなる環境が、制度面でも整いつつあります。

まとめ|日本語ができなくても安心して賃貸を借りるために

日本語ができない外国人が賃貸を借りるためのポイントを整理します。

  • 日本語力は入居審査の直接的な基準ではない。収入、在留資格、保証会社の利用が重要
  • 多言語対応の不動産サービスを利用すれば、物件探しから契約までスムーズに進められる
  • 保証会社を利用することで物件の選択肢が増え、部屋探しが進めやすくなる

まずはBEST-ESTATE.JPで希望条件に合う物件を検索してみましょう。

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